フローリング床の掃除方法

掃除の仕方

最近の住宅は和室は減ってほとんどがフローリング床のお部屋が多いのではないでしょうか。

普段の掃除は、掃除機掛けだけという方も多いと思いますが、しっかりお掃除したいときにはどうやってお手入れしていいのかなど、詳しくお伝えしたいと思います。

 

フローリング床の特長

フローリングはなんといってもお手入れが楽ですね。水や汚れに強くシミなどもできにくいのが特長です。傷には弱いのですが、ワックスをかけることによって傷から防いだり、傷を目立たなくさせたりできます。価格は高い物から安価なものまでいろいろあります。

夏は涼しく、冬は冷たいのが特徴で、冬場は上にラグをしいたりして防寒対策などをする場合があります。

基本板なので、あるていど耐水性はありますが、長時間濡れた状態にしておくとワックスが白くなたり剥がれたり、奥までしみ込んで床鳴りの原因になったり、最悪の場合合材が分離して剥がれたりすることもあります。なのでお掃除の際は、水でビショビショにして洗浄はせず、雑巾などで水拭きすることが多いです。

フローリング床の種類

材質は、無垢・塗装・合板・クッションフロア・木目印刷などのタイプがあり、それぞれに長所短所があります。

無垢材-木目が美しく香りもよく、年月が経つと手や足の脂などで風合いもでます。汚れや傷には弱いです。蜜蝋ワックスなどでお手入れします。

塗装材-無垢材を塗装したものです。傷にも強く、重厚感があります。樹脂ワックスを塗ることで光沢もでます。比較的高価です。

合板材-見た目は塗装したものと変わらないのですが、合板を使用しているので比較的安価です。表面に木目のきれいな板が貼ってあります。樹脂ワックスを塗ることで光沢も出ます。いちばんポピュラーなのがこちらです。

CF(クッションフロア)-床に板材を貼る代わりに、合板(ベニヤ)を貼ってその上からシート状の樹脂の床材を接着剤で貼ります。非常に安価でかつ、張り直しもし易いので、アパートなどの床によく使われます。樹脂製の素材なので水にとても強く、キッチンやお風呂やトイレなどの水回りによく使われます。安っぽくみえるのが難点ですが、最近は高級感のある見た目のモノもあるようです。

木目印刷(ノンワックスタイプ)-見た目は合板タイプのフローリングと見分けがつかないほどですが、素材は集成材に紙製の印刷されたシートが貼り付けてあります。安価で見た目もオシャレで最近増えてきました。ワックスする必要が無く、お手入れも楽ですが、材質が紙や集成材の為剥がれたり傷が付いたり、水で膨れたりしやすいので、これを避ける人もいます。材質の性質上ワックスをかけても剥離ができないので、絶対にワックスはかけてはいけません。また、ワックスのノリも悪く密着不良になりやすくまだらになってしまったり剥がれてしまったりします。新築時、まちがえてワックスをかけてしまう事故も多く、剥離も出来ないので注意が必要です。

フローリング床の掃除の順番

板の間の掃除の順番についてですが、普段の掃除は、掃除機掛けがメインとなります。まずは、四隅を隙間ノズルなどで掃除機掛けし、そのあと木目に沿って全体を掃除機掛けします。

普段の掃除機掛けでは取れない汚れが溜まってきたら、水拭きをします。硬く絞ったぞうきんで、四隅を拭いてから、全体を拭きます。このとき一方向に滑らせるように拭くことで、掃除機では取れなかった汚れなどを同時に回収できます。クイックルワイパーのウエットタイプなどでも代用できます。注意点としては、雑巾がけは端っこにゴミを寄せてしまうので、先に端をキレイにしてから全体を掃除することで、ムラなくキレイになります。

床を洗う際に、水でビショビショにしてしまうと、フローリングの隙間から水を吸ってしまい板が膨張し床鳴りの原因や剥がれの原因となるので、むやみに濡らしすぎは注意です。

 

フローリングを掃除するときに使う道具

フローリングの掃除にあるとべんりなもの

  • 雑巾
  • バケツ
  • フローリングワイパー(ドライ・ウエット)
  • 弱アルカリ洗剤(簡単マイペットなど)
  • 掃除機
  • 掃除機用隙間ノズル
  • つまようじ

つまようじは、フローリングの継ぎ目に溜まったほこりなどをとるのに便利です。

ワックスがけについて

ワックスがけについては、こまめにやった方がいいとか、やらないほうがいいとかいろいろな説がありますが、基本的にはご家庭でワックスがけする必要はないと思ってください。しっかり掃除機掛けと水拭きができていれば、10年単位でワックスは不要です。新築の場合は、仕上げのワックスを良い物を使ってもらうようにお願いするともちがよいです。

キッチンなどでワックスが黒ずんで汚い場合はワックスが劣化しているサインですので、剥離剤を使ってワックスを剥離します。非常に大変でしかもコツが要りますので、高額ではありますが、ハウスクリーニング業者にお願いしがほうがいいかもしれません。

ワックスの床管理で一番最悪なのは、毎年年末にワックスをかけるご家庭。しっかり床洗浄していればまだよいですが、洗浄が不十分だと、汚れ・ワックス・汚れ・ワックスと毎年の汚れをワックスで塗り固めて黒光りする床になってしまい、しかも何重にもなったワックスを剥離するのはとても大変です。

まとめ

フローリングをキレイに保つには、しっかり汚れを取ることが大切です。月に一度は、水拭きをしてキレイに保ちたいものです。

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