お風呂のパッキンのカビ取りの方法

掃除の仕方

お風呂のパッキン(コーキング)のカビをキレイに落とす方法をお伝えします。

お風呂は、湿度も高く定期的に掃除をしないとどうしてもカビが生えてしまいます。なかでも黒カビはとても目立つので、悩んでいる方も多いと思います。

特に夏は気温も湿度も高いので、大繁殖してしまうので、カビはキレイにしておきましょう。

 

黒いカビの正体

お風呂のパッキンにつく黒いカビの正体はカビの色素です。しかも、柔らかい樹脂製のパッキンやシリコン製のコーキングには、カビの色素は表面だけでなくパッキンの中に根を張るように奥までつきますので、こすっただけではキレイになりません。

反対に、タイルやお風呂の壁などについているカビは、こすれば簡単に落ちます。

お風呂は、棚や浴槽の裏側は洗うことができない為、カビがびっしり生えています、なので一見きれいに掃除してあっても、しばらくすると見えない部分からカビの胞子がとんでしまい、すぐカビが生えてきてしまうのです。

あと、ピンク色のカビも存在します。シャンプーボトルの裏や、洗い場の床などいつも湿っているとこに出来ることが多いようです。カビ菌というより酵母菌に近いので、カビよりも繁殖力が強くて1週間もお掃除をさぼるとすぐにピンク色が目立ってくると思います。

 

カビに効果のある洗剤

表面的についているカビであれば、お風呂の黄色い中性洗剤で充分落ちます。全体的にしっかり除菌したい場合や、パッキンなどの黒い色素、ブラシやスポンジの届かない細かい場所などは、カビキラーなどの塩素系漂白剤がよく効きます。

塩素系漂白剤の成分は次亜塩素酸ナトリウムです。カビキラーも、キッチンハイターも、衣類用ハイターもトイレ用ハイターもすべて次亜塩素酸ナトリウムです。濃度の違いは多少ありますがどれも次亜塩素酸ナトリウムが主成分で、用途によって界面活性剤や増粘剤などが配合されています。

塩素系漂白剤の主な効果は、強力な漂白力と除菌力です。カビを除菌して、色素も漂白してくれるので、カビ汚れによく使われているんですね。

どうしても塩素を使いたくないなら、乳酸系のカビ取り剤や酸素系漂白剤などもありますが、効果がソフトすぎて何時間かけても白くならないと思うので、私は使ったことは無いです。

 

カビを落とす時に必要なもの

カビを落としたいときに、あると便利なものは以下の通りです。

  • お風呂用カビスプレー(カビキラーなど)
  • ジェルタイプカビ落とし(カビトルデスプロなど)
  • 家事用ゴム手袋
  • 保護メガネ
  • 使い捨てマスク
  • お風呂用すみっこブラシ
  • お風呂用スポンジ
  • 風呂桶(ジェルタイプカビおとしが無い場合)
  • トイレットペーパー(ジェルタイプカビおとしが無い場合)

 

カビの落とし方

では実際にカビを落とし方をお伝えしていこうと思うのですが、カビといってもいろんな場所に生えているわけでいろいろなやり方があります。

パッキンやコーキングについた黒カビ

パッキンやコーキングについた黒カビが一番落としづらいですね。

ジェルタイプのカビ取り剤を使ったり、トイレットペーパーなどでコヨリをつくって湿布したりして落とすのが一般的です。

とにかく落ちづらいので、患部が乾いている状態にカビ取り剤を使ってください。最低1~3時間くらいはつけ置きが必要となります。

つけ置き後、ジェルタイプの場合は洗い流して、トイレットペーパーを使った場合は洗面器に入れてトイレなどに流してしまいましょう。そのあとよく洗い流して完了です。

 

カベや床など平らな場所についた黒カビや赤カビ

壁や床のカビは簡単に落ちますので、お風呂用中性洗剤とスポンジやブラシをつかって、こすって落としましょう。広範囲を落としたい場合は、お風呂全体にシャワーをしてから(水養生)、スプレータイプのカビキラーなどを使って全体散布してください。水養生をするのは、洗剤が垂れた形で汚れが落ちてしまう「垂れシミ」を防止するためです。

30分ほど放置してから、臭いがなくなるまでシャワーで洗い流してください。

スプレータイプのカビ取り剤を使う場合は、刺激臭が発生しますので、お風呂場の換気をしっかりしてください。

 

カビ取り剤を使う際の注意点

カビ取り剤はとても強い洗剤です。以下のことに注意して使用してください。

  • 目や口に入らないように、顔の高さより高い場所をスプレーしない
  • 直接肌に触れないように、ゴム手袋を使用する
  • 酸性洗剤やクエン酸などと絶対に混ぜて使ったり、同時に使用しない
  • 換気をしっかりして、つけ置きの時は必ず外で待機する
  • アルミや金属メッキに反応して焼けてしまうので注意する
  • 長期間放置したカビ取り剤は成分が分解してしまい効果がなくなるので早めに使い切る

 

まとめ

カビ取り剤は、カビにとても効果がありますが、注意点も多いので取り扱いに注意しましょう。正しく使えば、安全で体にもほとんど害はありませんので、うまく活用しましょう。

カビ取り剤を使うのを嫌がって、カビだらけのお風呂を使う方がよほど汚いと思います。清潔なお風呂で、健康的な生活をおくりましょう。

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